中国人が経営管理ビザ更新で3年や5年のビザを取得する方法

中国人経営者から、経営管理ビザ更新がいつも1年で、3年や5年の経営管理ビザがほしいという相談が増えています。

これは、単に毎年入管に在留期間更新の申請に行くのが面倒くさいというだけでなく、在留期間が1年だといつまでたっても永住許可申請ができない、また融資にも響く、等が主な理由となります。

では、ビザを更新して3年や5年の経営管理ビザがほしい場合、どうしたらいいでしょうか。そのポイントを解説します。

２期以上連続で黒字決算が続いている場合は、経営管理ビザが3年になる可能性があります。

ただ、２期以上連続で黒字決算が続いている場合であっても、経営管理ビザの更新申請では直近の会社の利益のみを見ているわけではありません。

ですから、その前の事業年度がどうであったのか、売上げや利益率等を含めて経営の継続性・安定性が立証できれば3年間や5年間単位のビザ更新が許可される可能性は高くなると思われます。

いつまで経っても在留期間が1年の場合、「役員報酬が低すぎる」ケースが少なくありません。

この会社の代表取締役としての役員報酬ですが、当初は月額２５万円となっているケースが多いです。

従業員の給与が月額１８万円～２０万円程度となることが多いことから、それよりも少し多い２５万円と設定されることが多いようです。

このぐらいの役員報酬がある程度の期間確保されていれば在留期間が3年となる可能性はあります。

逆に役員の報酬が20万円を切るようでは、自分の報酬も満足に出せていない、ということになるので、3年の経営管理ビザをもらうことは難しくなるでしょう。

以上が中国人が経営管理ビザを更新する場合の３年ビザや５年ビザの取得方法ですが、結局は総合判断となるので、どのような説明をすればいいのか判断に迷うことが多いかと思います。

その場合は、ビザ専門の行政書士事務所に相談することをおすすめいたします。

当事務所でも毎年１年の経営管理ビザで更新していた中国人の方のご依頼を受け、３年ビザや５年ビザを取得したケースは多数ございますので、まずはご相談ください。